火遊び


アバンチュール?を公開してから早3週間が経ちました。YouTubeでは200回、ニコニコでは350回聴いていただいております。音楽から映像まで全てこだわったので、凄く嬉しいです。聴いてくださった方々、ありがとうね。アバンチュール?は第三回プロセカNEXT応募楽曲です。選ばれるとは思わないですが、少しでもいいなと思ってもらえたら嬉しいですね。
この曲を作るときに頭の中にはハチさんのマトリョシカが流れていました。要所要所に似たようなメロディがあるなあと完成してから気づきましたね。テーマとしてはとにかくわいわいしたどんちゃん騒ぎの様な曲の制作でした。なんで、そういうところでも通ずる部分は多いのかな。サビでは頭に残るキャッチーなメロディを特に意識しましたね。サビの「アバンチュール?流浪」や「39度」で韻を踏みつつ、一度聴いたら頭の中に流れ続けるようなメロディにしたかったです。どうでしょか。こう、全体を通して今までで1番ボカロ曲っぽい雰囲気になったと思います。
ギターの音作りがとても大変でした。安っぽい音には仕上げたくないというのがあって、色々と試行錯誤しつつ他の楽曲と並行作業で進めていって1週間くらい音作りに費やしたと思います。満足いく音が作れた時にはどこはかとなく嬉しい限りでしたね。めちゃくちゃにコーラスをかけているんで少しフワンとした印象がありつつ、ジャキジャキとしたテレキャスならではの鋭い音で、この曲の要になってます。あばんちゅーーる。
歌詞が凄く色んな意味を込めたのですが、きっとよく分からない言葉があると思います。一つだけ言うとアーバングールというのは、都会の食人家、みたいな直訳になるのですが。この曲自体は遊び人というか正にアバンチュール について書いたものなんで、凄く良くない表現にはなりますが、都会で色んな人を食べていく、遊んでいく人、みたいな感じですね。完全なる造語です。
それと今回イラストを頑張って描いてみました。クオリティの低さは否めないですが、楽曲に寄り添うような映像を作れたんじゃないのかなと思っています。この女の子は初音ミクに憧れている設定で、アバンチュールの頭文字のAを模したポーズを取ってもらってます。きっとカラオケとかでボカロ曲をめちゃくちゃ歌うタイプの女の子だと思いますね、きっと。この子の持っているギターは私の持っているテレキャスをそのまま描きました。アバンチュールの音入れに使ったギターです。まあまあ上手く描けたんでなかろうかと。
こうやって制作話の様なものを毎回書いてはいるのだけれど、曲に込めた内容を語り明かすようなことは決してしないです。作者である私が色んなことを明かしてしまったらそれがこの曲の全てになってしまうだろうし、各々聴いていただいた人の数だけこの曲に意味を見出したいからですね。答えなんてもんは何一つないので、元々の曲の解釈とは違くとも誰彼関係なく自分の中でこの曲を唸らして欲しいなと思います。
ということで制作話みたいなものを綴りました。長いね。また近々ボーカロイド作品を投稿します。アバンチュール?聴いて待っててください。